インド、証券取引委員会幹部の資産公開を提言
11月13日 インドの専門家委員会は12日、証券取引委員会(SEBI)の委員長と上級幹部について、透明性と説明責任を高めるため、資産と負債を公開すべきだとの提言をまとめた。写真はSEBIのパンディ委員長。12日、ムンバイで撮影(2025年 ロイター/Francis Mascarenhas)
[12日 ロイター] - インドの専門家委員会は12日、証券取引委員会(SEBI)の委員長と上級幹部について、透明性と説明責任を高めるため、資産と負債を公開すべきだとの提言をまとめた。
また、SEBIの委員長・委員の応募者についても、金銭的・非金銭的な利益相反リスクを財務省に開示すべきだと提言している。
SEBIのパンディ委員長は同日、ロイターに対し、SEBI理事会で提言書を検討した後、決定が下されると述べた。
提言が採用されれば、SEBIは、米証券取引委員会(SEC)など海外の主要規制機関と足並みをそろえることになる。
専門家委員会は、空売りで知られる米投資会社ヒンデンブルグ・リサーチが、マダビ・プリ・ブチ前SEBI委員長の利益相反を主張したことを受けて設置された。
ヒンデンブルグは、調査対象となっていたアダニ・グループに関連するオフショアファンドに、ブッチ氏が過去に投資していたと主張したが、ブッチ氏とアダニ・グループは疑惑を否定している。





