今年のノーベル物理学賞受賞者、HPEなどと量子スーパーコンピューター構築へ
今年のノーベル物理学賞を受賞したジョン・M・マーティニス氏は10日、米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)および複数の半導体メーカーと協力し、大量生産が可能で実用的な量子スーパーコンピューターの構築を目指す「クオンタム・スケーリング・アライアンス」を立ち上げた。資料写真、カリフォルニア州にあるシノプシス社、2024年10月(2025年 ロイター/Stephen Nellis)
Stephen Nellis
[サンフランシスコ 10日 ロイター] - 今年のノーベル物理学賞を受賞したジョン・M・マーティニス氏は10日、米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)および複数の半導体メーカーと協力し、大量生産が可能で実用的な量子スーパーコンピューターの構築を目指す「クオンタム・スケーリング・アライアンス」を立ち上げた。
量子コンピューターは、従来のコンピューターによる演算処理で何千年もかかるような化学、医薬品などの分野の課題を解決する上で有望視されている。
IBMやマイクロソフト、アルファベット傘下のグーグルなどは既に開発競争を開始しているものの、量産化の実現には程遠い状況にある。
こうした中でクオンタム・スケーリング・アライアンスは、スマートフォンやノートパソコン、人工知能(AI)サーバー向けに、年間数億個のチップを製造するのと同じツールで量子コンピューターを構築しようとしている。
マーティニス氏はロイターに、この分野では研究初期段階だった1980年代以来、量子チップは「職人技」のように少量ずつ手作業で製造されてきたと指摘した。
クオンタム・スケーリング・アライアンスには、半導体製造装置のアプライド・マテリアルズや、半導体設計ソフトウエアを手がけるシノプシスなども加わる。
マーティニス氏は「現時点でわれわれはより標準的で専門的なモデルに切り替える時期だと考えている。それには非常に高度なツールの利用が必要になる」と述べた。
量子チップの規模拡大に伴って、エラー修正などの重要な機能を備える上で従来のコンピューターとの密接な連携が不可欠となる。
ただ従来のコンピューターとHPEが開発した既存のスーパーコンピューターとの連携は、業界標準的な作法が乏しいため、簡単には進まない。
昨年以来マーティニス氏ら研究者と共同作業をしてきたHPEの量子チーム責任者は、この問題について、クオンタム・スケーリング・アライアンスで実行を予定している計画があると明かした。
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