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トランプ氏、ジュリアーニ元NY市長らに恩赦 20年大統領選転覆企て巡り

2025年11月11日(火)03時12分

写真はジュリアーニ元NY市長。米ニューヨーク市マンハッタンで9月撮影。REUTERS/Kylie Cooper

[ワシントン 10日 ロイター] - 米司法省高官エド・マーティン氏は10日までに、2020年の米大統領選挙の敗北を覆そうとしたとして起訴されたジュリアーニ元ニューヨーク市長やマーク・メドウズ元大統領首席補佐官らに、トランプ大統領が恩赦を与えたとする文書を、交流サイト「X」に投稿した。ジュリアーニ氏は20年の大統領選でトランプ氏の顧問弁護士を務めた。

文書によると、恩赦対象は少なくとも77人。名前の記載がない人も含まれる可能性があるという。トランプ氏自身は対象に入っていない。大統領恩赦は連邦法に関する犯罪にだけ適用され、州法には適用されない。マーティン氏が投稿した文書によると、トランプ氏は7日付の声明で、今回の措置により「重大な国家的不正」を終わらせ、「国民和解のプロセスを継続する」と述べた。

司法省は、20年の大統領選でバイデン前大統領の勝利を覆そうとして、トランプ氏と支持者らが州選挙人の代替候補者を提出する計画に関して調査していた。トランプ氏は24年の大統領選で2期目の当選を果たした。

トランプ氏は、20年の選挙で勝利したという虚偽の主張を支える替わりの選挙人を組織しようとしたとして立件されたが、在任中の大統領は起訴しないという司法省の方針を理由に、24年の当選後に取り下げられた。複数の州でも選挙人疑惑を調査し、起訴に至ったケースもあったものの、少なくとも1州で刑事訴追が却下されている。

ロイター
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