国連事務総長、シリアでの流血終わらせるよう訴え

国連のグテレス事務総長(写真)は5日、シリア情勢について、民間人への人道的アクセスを早急に確保し、流血の事態を終わらせるために国連主導の政治プロセスへの回帰が急務との見解を示した。11月撮影(2024年 ロイター/Pedro Nunes)
[国連 5日 ロイター] - 国連のグテレス事務総長は5日、シリア情勢について、民間人への人道的アクセスを早急に確保し、流血の事態を終わらせるために国連主導の政治プロセスへの回帰が急務との見解を示した。
グテレス氏は、全ての当事者に民間人を保護する義務があるとし、すでに戦闘が激化している地域では数万人の民間人が危険にさらされていると強調。影響力を持つ全ての関係者に対し「長年苦しみを味わってきたシリア国民のためにそれぞれの役割を果たす」よう呼びかけた。
シリア反政府勢力は5日、中部の要衝ハマを制圧し、同国のアサド政権およびその同盟国であるロシアとイランに新たな打撃を与えた。