ニュース速報
ワールド
中国国営TV、人口減少巡る西側の報道批判 「中国を中傷」
4月20日、中国国営中央テレビ(CCTV)は、インドの人口が中国を抜いて世界最多になるとの国連の推計について、西側メディアは中国の発展を意図的に無視しており、中国を中傷してデカップリング(切り離し)を提唱していると強く批判した。写真は北京の公園で遊ぶ子供達。2021年6月撮影(2023年 ロイター/Tingshu Wang)
[香港 20日 ロイター] - 中国国営中央テレビ(CCTV)は20日、インドの人口が中国を抜いて世界最多になるとの国連の推計について、西側メディアは中国の発展を意図的に無視しており、中国を中傷してデカップリング(切り離し)を提唱していると強く批判した。
CCTVは、近年の西側メディアの報道には、中国の発展が「大きな問題」を抱えており、人口ボーナスがなくなれば中国が衰退し世界経済も悪影響を受けるという言外の意味がこめられていると主張。
「(西側は)一貫して誹謗中傷していたが、中国は一貫して発展し、巨大な人口を抱え持続可能で安定した経済発展という奇跡を起こした」と述べた。
その上で「米国は中国の発展を封じ込め、さらなるデカップリングを提唱する取り組みを強化しており、国連の報告書に新たな騒ぎ立てのポイントを見つけ出した」とし、西側が人口規模と発展の達成を同一視していると批判した。
「こうした騒ぎ立てには人口発展の法則の基本的な理解が欠けている。今日の人類社会の発展では、出生率の低下や子供を産む意欲の低下は、全世界が直面している共通の問題だ」とし、西側の先進国は総じて労働力不足などの問題に直面していると述べた。
*カテゴリーを追加して再送します。





