ニュース速報

ワールド

中国企業、緊迫化する台湾情勢から距離 米下院議長の訪台受け

2022年08月09日(火)12時45分

 中国企業の間で、ペロシ米下院議長(写真、左)の台湾訪問を受けた地政学的緊張の高まりから距離を置こうとする動きが出ている。台湾で3日撮影(2022年 ロイター/Ann Wang)

[北京 8日 ロイター] - 中国企業の間で、ペロシ米下院議長の台湾訪問を受けた地政学的緊張の高まりから距離を置こうとする動きが出ている。

調味料メーカーの佛山市海天調味食品は6日、長文の謝罪文を発表し、ソーシャルメディア上にペロシ氏訪問を祝う私的な投稿を行った従業員を解雇したと明らかにした。

従業員の投稿が社内文化や価値観と一致せず、中国人の感情を傷つけ、社会に悪影響を及ぼしたと説明、適切な従業員管理を行うと表明した。

また、アジア地域に焦点を当てた資産運用会社マシューズ・インターナショナル・キャピタル・マネジメントは、香港の共産党機関紙、大公報が同社とペロシ氏の夫との関係を報じたことを受け、事実でないとして訂正を求めた。

中国のネット上では、非愛国的または、台湾の独立を支持しているとみられる企業や有名人に対する批判が広がっている。チョコレートバー「スニッカーズ」のメーカー、米製菓大手マース・リグレーは先週、台湾が国であることを示唆する製品発売について謝罪した。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

マツダ、関税打撃で4━9月期452億円の最終赤字 

ビジネス

テスラ、巨大AIチップ工場を計画 インテルと提携も

ビジネス

3メガバンクなど、ステーブルコイン共同発行・検証へ

ワールド

各国首脳、気候変動対策の停滞に不満 米政府の姿勢も
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 4
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 5
    「これは困るよ...」結婚式当日にフォトグラファーの…
  • 6
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 7
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 8
    NY市長に「社会主義」候補当選、マムダニ・ショック…
  • 9
    「なんだコイツ!」網戸の工事中に「まさかの巨大生…
  • 10
    約500年続く和菓子屋の虎屋がハーバード大でも注目..…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中