「ドイツ銀がリスクを軽視」、元行員の主張をECB検証=FT
写真はドイツ銀のロゴ。2023年3月撮影。REUTERS/Dado Ruvic
[25日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は、ドイツ銀がバランスシートのリスクを過小評価し、財務の健全性について誤解を招くような説明をしていたとする元行員の主張を検証している。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が25日に報じた。
ECBは、ドイツ銀を提訴している元行員ダリオ・シラルディ氏による、「ネッティング」慣行などに関する申し立てを検討しているという。
報道によると、銀行監督当局はここ数カ月、資本規制の適用と担保の取り扱いに関する評価の一環として、ネッティング慣行について同行に問い合わせを行った。
ネッティングとは複数の金融債務を統合・相殺するプロセスのことで、銀行が信用リスクエクスポージャーを引き下げ、規制上の自己資本要件を算出するために利用する。
FTによると、ECBはシラルディ氏の申し立てに対し、調査を開始するなど正式な措置を取るかどうかをまだ決定していない。
ドイツ銀はFTに対し、関連する会計基準に従ってネッティングを適用しており、一般的な業界慣行に沿ったものだと主張している。
ドイツ銀行はロイターに対し、関連する会計基準に従い、業界共通の慣行と総じて一致した形でネッティングを適用していると述べた。ECBは現時点でコメント要請に応じていない。
FTによると、ECBの照会は複数の金融機関に対する標準的な審査の一環。
シラルディ氏はECBに送った書簡で、ドイツ銀行のバランスシートが「強引なネッティングと簿外会計手法によって重大な影響を受けている」と指摘。この慣行により、ドイツ銀行の2024年財務諸表で「レバレッジエクスポージャーが2000億ユーロ以上も過少に報告されているように見える」としている。
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