ニュース速報
ビジネス

米NEC委員長「経済対策に向け議会と協力」、財政調整措置通じ

2025年11月13日(木)07時52分

写真はハセットNEC委員長。ホワイトハウスで10月撮影。 REUTERS/Kevin Lamarque

[ワシントン 12日 ロイター] - 米ホワイトハウスの国家経済会議(NEC)のハセット委員長は12日、トランプ米政権は財政調整措置(リコンシリエーション)の手続きを通じて米経済に対処する政策を実行するため、共和党が多数を占める議会と協力するとの考えを示した。

ハセット氏はワシントン経済クラブでの講演で、政府機関の閉鎖は今四半期の国内総生産(GDP)に影響を与えるとの見方を示唆。また、米政権はより多くの国民が住宅を購入できるよう、住宅問題に対応するさまざまな選択肢を検討していると述べた。

米連邦準備理事会(FRB)の金融政策については、大幅利下げを望むものの、利下げ幅は50ベーシスポイント(bp)ではなく25bpになると予想していると指摘。自身がFRB議長就任を求められれば引き受けるとの考えを示し、「私が連邦公開市場委員会(FOMC)に出席すれば利下げに動く可能性が高いが、パウエル(FRB議長)はおそらくしないだろう」と述べた。

為替については、強いドルは健全な政策だとし、支持する意向を示した。

また、トランプ大統領は依然として主要貿易協定を巡る交渉を続けており、食品については一部変更される予定だと指摘。ただ、「これは進行中のプロセスだ」とし詳細については明らかにしなかった。

さらに、関税措置を巡り米連邦最高裁が政権に不利な判断を下した場合、選択肢や代替的な権限を検討しているとの考えも示した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

シスコシステムズ、26年度収益予想を上方修正 AI

ワールド

インド政府、首都の爆発は「テロ事件」 カシミールで

ワールド

イスラエル軍がガザで「人間の盾」使用との情報、米前

ビジネス

日経平均は反落で寄り付く、足元はプラス圏 TOPI
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 2
    ファン激怒...『スター・ウォーズ』人気キャラの続編をディズニーが中止に、5000人超の「怒りの署名活動」に発展
  • 3
    炎天下や寒空の下で何時間も立ちっぱなし......労働力を無駄遣いする不思議の国ニッポン
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 6
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 7
    ついに開館した「大エジプト博物館」の展示内容とは…
  • 8
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 9
    冬ごもりを忘れたクマが来る――「穴持たず」が引き起…
  • 10
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 4
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 7
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 10
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中