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英BBC会長が引責辞任、トランプ氏演説巡る「偏向報道」批判受け

2025年11月10日(月)07時09分

BBCのティム・デイビー会長。2022年4月28日、ロンドンで代表撮影。REUTERS

Andrew MacAskill Kate Holton Paul Sandle

[ロンドン 9日 ロイター] - 英BBC放送は、昨年10月に放送したドキュメンタリー番組「パノラマ」がトランプ米大統領の演説を恣意的に編集したなどとの批判を浴びている問題で、ティム・デイビー会長が引責辞任すると明らかにした。ニュース部門最高経営責任者(CEO)のデボラ・ターネス氏の辞任も発表された。

この番組は、2021年の米連邦議会襲撃事件前にトランプ氏が行った2つの演説の一部をつなぎ合わせ、あたかも同氏が事件を直接扇動したように見せかけたとされる。

最近になってホワイトハウスはBBCを「プロパガンダ(政治宣伝)マシーン」と強く非難。レビット報道官は7日公表のインタビューでBBCは「100%フェイクニュース」だと強調した。

こうした中でデイビー氏は「この激動の時代に、長らくこの職務を担うことについて個人的・職業的な非常に厳しい負担を熟慮した結果」として辞任を決断したと述べた。

また「どんどん分断が進む現代において」BBCは健全な社会と活気ある創造的な分野を築く上でかけがえのない価値を持ち、だからこそBBCは擁護されるべきで、政治的な武器として利用されるべきではないと主張。一方でBBCが完璧でないと述べ、最近のスキャンダルが辞任の唯一の理由ではないが、一因だと認め、最終的な責任を取る必要があったと付け加えた。

BBCを巡っては、元顧問が作成した内部文書でこのトランプ氏の演説や中東情勢などに関する報道が偏向していた可能性を指摘されていたと、英紙デイリー・テレグラフが報じたことで、疑念が広がっている。

ロイター
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