米10月貿易赤字、738億ドルに縮小 22年11月以来の大幅輸入減で
米商務省が5日発表した10月の貿易収支の赤字額は前月比11.9%減の738億ドルだった。写真はロサンゼルス港で10月撮影(2024年 ロイター/Mike Blake)
[ワシントン 5日 ロイター] - 米商務省が5日発表した10月の貿易収支の赤字額は前月比11.9%減の738億ドルだった。2022年後半以来の大幅輸入減となり、第4・四半期の経済成長に貿易が寄与する可能性が示唆された。前月の改定値は838億ドルだった。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は750億ドルの赤字だった。
輸入は4.0%減の3396億ドルと、22年11月以来の大幅な減少となった。財(モノ)の輸入は5.5%減の2693億ドルとなった。トランプ次期米大統領の関税案を懸念する企業が輸入を前倒しする可能性があり、そうした場合には輸入の落ち込みが反転し、貿易が引き続き国内総生産(GDP)の足かせとなる公算が大きい。
資本財の輸入はコンピューターと半導体が重しとなり75億ドル減少。原油を含む工業用品および材料の輸入は33億ドル減少した。原油の輸入は172億ドルと、21年6月以来の低水準となった。
医薬品を中心とした消費財のほか、自動車、部品、エンジンの輸入も減少した。
一方、サービス輸入は14億ドル増加し、過去最高の702億ドルとなった。
輸出は1.6%減の2657億ドル。財輸出は3.0%減の1707億ドルで、資本財の39億ドル減が重しとなった。
サービス輸出は10億ドル増の951億ドルと、過去最高を記録した。保守・修理サービスや知的財産権使用料などが押し上げた。
財の貿易赤字は9.5%減の987億ドル。インフレ調整後では、7.3%減の924億ドルだった。
貿易は第3・四半期のGDPを0.57%ポイント押し下げた。3四半期連続で経済成長の足かせとなっている。
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