英ペルミラ、スクエアスペース買収提示額引き上げ
9月9日、英投資会社ペルミラは、ウェブサイトデザイン用ソフトウエアを手がけるスクエアスペースに対する買収提示額を従来の1株当たり44ドルから同46.50ドルに引き上げた。写真は米ドル紙幣。ボスニア・ヘルツェゴビナのゼニツァで昨年3月撮影(2024 ロイター/Dado Ruvic)
[9日 ロイター] - 英投資会社ペルミラは、ウェブサイトデザイン用ソフトウエアを手がけるスクエアスペースに対する買収提示額を従来の1株当たり44ドルから同46.50ドルに引き上げた。両社が9日明らかにした。
最新の提示額は、ペルミラが最初に買収計画を発表した5月10日直前のスクエアスペースの株価終値に36.4%のプレミアムを乗せた水準。既に従来の提示額を上回っていた6日終値よりも高く、スクエアスペースの企業価値を72億ドルと見積もっている。
スクエアスペースが2021年5月に株式を公開した時点の評価額は65億ドルだった。
数日前には議決権行使助言会社ISSがスクエアスペース株主に対して、ペルミラの提案に反対するよう勧告。スクエアスペースのしっかりした業績や見通しを踏まえると、この買収が株主価値の最大化につながらない懸念があるとしていた。
こうした中でペルミラが提示額を引き上げ、買収意欲の強さが改めて示された。