ニュース速報
ビジネス

米FRB、高金利長期間維持なら緩やかな景気後退も=バンガード

2023年12月01日(金)09時19分

 バンガードの幹部は11月30日、米連邦準備理事会(FRB、写真)がインフレ再燃を懸念して来年の利下げに消極的になる可能性はあるが、高金利を長期間維持すれば米経済のソフトランディング(軟着陸)の可能性が低くなるとの見方を示した。2022年1月、ワシントンで撮影(2023年 ロイター/Joshua Roberts)

Davide Barbuscia

[ニューヨーク 30日 ロイター] - バンガードの幹部は30日、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ再燃を懸念して来年の利下げに消極的になる可能性はあるが、高金利を長期間維持すれば米経済のソフトランディング(軟着陸)の可能性が低くなるとの見方を示した。

バンガードのポートフォリオ構築部門トップ、ロジャー・アリアガディアス氏は、米経済が2024年に緩やかな景気後退(リセッション)入りし、FRBは下期に利下げに踏み切ると予想した。

現時点で経済データはソフトランディングを示唆しているが、物価上昇圧力が再び高まるという懸念でFRBは従来よりも長期間高金利を維持する可能性が高いと説明。「FRBのリスクは非対称的だ。拙速な利下げによりインフレが再燃するリスクは、高金利を維持したまま穏やかなリセッションに陥るリスクよりもはるかに悪い」と指摘した。

バンガードは、来年の国内総生産(GDP)成長率は0.5%と見込む。1四半期か2四半期はマイナス成長になると予想している。また、来年は100─150ベーシスポイント(bp)の利下げを予想している。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、イスラエル首相と会談 イラン核巡り「決

ビジネス

1月米雇用、13万人増と1年超ぶり大幅増 失業率4

ワールド

米テキサス空港の発着禁止解除、対無人機システム巡る

ビジネス

26年度の米財政赤字は1.853兆ドルに拡大の見通
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トランプには追い風
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 5
    一体なぜ? 中国でハリー・ポッターの「あの悪役」が…
  • 6
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 7
    【独自取材】「氷上のシルクロード」を目指す中国、…
  • 8
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 9
    まさに「灯台下暗し」...九州大学の研究チームが「大…
  • 10
    あなたの隣に「軍事用ヒト型ロボット」が来る日
  • 1
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 6
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 6
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を…
  • 7
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中