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1年以内に6度目の利下げ、中国人民銀景気浮揚目指す

2015年10月24日(土)00時31分

 10月23日、中国人民銀が政策金利と銀行の預金準備率を引き下げた。写真は中国国旗を持つ人。9月撮影(2015年 ロイター/Tony Gentile)

[北京 23日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は23日、景気支援に向け政策金利と銀行の預金準備率を引き下げた。1年以内に6度目の利下げに踏み切った。預金準備率も再び引き下げ、鈍化がみられる景気の浮揚を図る。

預金金利の上限も撤廃し、金利を自由化する。金融改革を推し進める姿勢を浮き彫りにした。次期5カ年計画を示す共産党中央委員会第5回全体会議(5中全会)開幕を来週に控え、金融政策を変更した。

1年物貸出金利は0.25%引き下げ4.35%、1年物預金金利は0.25%引き下げ1.50%とした。24日から適用する。

銀行の預金準備率は0.50%引き下げた。大手銀行向けの預金準備率は17.5%となる。農業・小規模企業に融資する金融機関向けは、さらに0.50%引き下げた。

人民銀は、国内インフレが抑制され、市場金利も低下しており、預金金利を自由化する余地があったと説明。「次の段階では、金融政策を緩めすぎたり、引き締めすぎたりせず、安定的な経済成長を確実なものとしていく」とした。

中国ではこのところ、弱い内容の経済指標が相次いで発表されている。

第3・四半期の中国国内総生産(GDP)伸び率が、前年比6.9%で、世界金融危機以来の低成長となった。9月の輸入は11カ月連続のマイナスを記録、生産者物価指数(PPI)は43カ月連続で低下した。

キャピタル・エコノミクスのアナリストらは、顧客向けメモで「指標金利と預金準備率がいずれも、年内にもう1度引き下げられ、来年初めに追加措置が取られるとの予想を維持する」と話した。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は22日、新たな金融緩和手段を検討しており、12月の理事会で発表する可能性があると表明した。

市場関係者の1人は、世界の中銀の半数が緩和モードに突入したと指摘。中国人民銀は今後、さらに緩和に踏み切ると見通した。

今回の政策決定を受け、欧州株式市場が急伸、外為市場はオフショア人民元がドルに対して下落した。

*写真を差し替えて再送します。

ロイター
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