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複数の村が壊滅、山岳地帯で救助難航...アフガン東部でM6地震、被害状況は?

2025年9月2日(火)09時05分
ジャララバードの空港で、地震の被害者を搬送する人々

アフガニスタン東部のパキスタン国境に近い山岳地帯で8月31日、マグニチュード(M)6.0の地震が発生した。写真は1日、ジャララバードの空港で、地震の被害者を搬送する人々(2025年 ロイター)

アフガニスタン東部のパキスタン国境に近い山岳地帯で8月31日、マグニチュード(M)6.0の地震が発生した。当局によると、800人以上が死亡、負傷者は少なくとも2800人となった。


地震が起きたのは東部ナンガハル州のジャララバード地域で、震源の深さは10キロ。アフガン政府報道官は、地震により東部のクナール州とナンガルハル州で812人が死亡したと述べた。

被災地域は携帯電話の通信網も不十分なパキスタン国境沿いの山岳地域で、救助隊の派遣は難航。斜面に点在する日干しレンガを積み上げた家屋が地震で倒壊している。

ロイターテレビの映像では、ヘリコプターが被災者を運んだり、兵士や医療関係者が負傷者を救急車に運ぶのを住民が支援したりする様子が映っている。

保健省によれば、クナール州では3つの村が壊滅、他の多くの村でもかなりの被害が出ている。

タリバン政権によると、2023年10月に西部ヘラート州で発生した地震では少なくとも2400人が死亡した。



[ロイター]


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