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新党「アメリカ党」結成を発表したマスクは、トランプ政権130日間で何を得て何を失ったのか

2025年7月7日(月)11時40分
楢橋広基(本誌記者)
DOGEのTシャツを着たイーロン・マスク

約130日間DOGEを率いたマスクの功罪とは shutterstock

<政府効率化省(DOGE)を率いて大鉈を振るっただけでなく、内政や外交にも口を出したマスク。政治の世界で何を得て何を失ったのか>

「真に恐れるべきは有能な敵ではなく、無能な味方である」。19世紀初頭にヨーロッパを席巻したナポレオンが放ったとされる格言だ。


行政改革を訴えていたトランプ米政権は、その公約実現のために、実業家のイーロン・マスクを引き入れた。そして5月28日、イーロン・マスクは「特別政府職員」としての任期切れを迎え、トランプ政権を去った。

約130日間、マスクはドナルド・トランプの大統領就任直後に設立された政府効率化省(DOGE)のトップとして、連邦政府の無駄や不正の削減を目指して大鉈を振るってきた。他にも、政府効率化と関係のない内政や外交でもトランプにアドバイスを与えるなど、DOGEや法律の枠組みを超えた働きを見せた。

しかし、トランプ肝煎りの税制改革法案をめぐって、マスクはトランプと対立。一時は融和ムードを見せたものの、7月5日にはマスクが新政党「アメリカ党」を作ると発表し、トランプが「ばかげている」と批判するなど、政権から去った後も政界に影響力を及ぼそうとしている。

選挙で選ばれたわけでもないマスクは、トランプにとって「有能な味方」だったのだろうか。そして、マスクは130日で何を得たのだろうか。

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