米大手電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の側近で、長年幹部を務めてきたオメアド・アフシャール氏が退社したと情報筋が26日、明らかにした。

アフシャール氏はCEO室に所属し、昨年からは欧州と北米での販売、製造業務を統括していた。

テスラは人工知能(AI)を活用した自動運転技術とロボット工学に重点を置いたのを契機に、2024年に数千人の従業員を削減。幹部の退社も相次いでおり、アフシャール氏もこれに続くことになった。

アフシャール氏は17年にテスラへ入社後に瞬く間に出世し、マスク氏の信頼を得て、米南部テキサス州での製造拠点「ギガファクトリー」の建設を含めた主要プロジェクトで中心的な役割を果たした。

マスク氏は24年11月の大統領選で、共和党候補だったトランプ氏を支持して多額の献金を拠出した。トランプ氏が大統領に復帰後、政府効率化省(DOGE)のトップに起用されたマスク氏が連邦政府職員を大量解雇したことなどが反発を招き、テスラ車の販売は欧州や北米で急落した。

トランプ氏肝入りの税制・歳出法案を巡る対立を背景にマスク氏は政権を去ったが、テスラの株価は今年に入ってから約19%下落している。

テスラやマスク氏はロイターのコメント要請に即座には応じず、アフシャール氏にメール送信を試みたものの届かなかった。

アナリストらは、テスラの25年の世界販売台数が2年連続で減少すると予想している。


[ロイター]
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