最新記事
ジェンダー

若者のジェンダー観、大人よりも「保守的」? 6割が持つ「意外な認識」とは【最新調査】

2025年2月3日(月)10時10分
アシュリー・パークス
「ジェンダーは出生時に決まる」 ティーン世代の6割以上が支持 Tim Mossholder-Unsplash

「ジェンダーは出生時に決まる」 ティーン世代の6割以上が支持 Tim Mossholder-Unsplash

<一般的にリベラルな価値観を持つとされる若者世代だが、ジェンダー観に関しては意外にも伝統的な傾向があるようだ>

2025年1月に発表されたピュー・リサーチ・センターの調査によると、アメリカのティーン世代(13~17歳)は、大人よりも「ジェンダーは出生時に割り当てられた性別によって決まる」と考える傾向があることが分かった。この調査では、ジェンダー認識に関する意見や、トランスジェンダーやノンバイナリーの人々との個人的な関わり、さらに政治的立場や地域による影響についても分析されている。

「若い世代ほどリベラル」は誤りか

この結果は、アメリカで進むジェンダーに関する議論の複雑さと変化を浮き彫りにしている。一般的に、若い世代ほど社会問題に対してリベラルな考えを持つとされるが、この調査はティーン世代の多くが依然として伝統的なジェンダー観に沿った考えを持っていることを示している。また、政治的立場や地域性、トランスジェンダーやノンバイナリーの人々との関わりが、こうした考え方にどのように影響を与えるのかも明らかになった。

ジェンダー認識を巡る議論は、教育現場、政策、社会全体に広がっている。この調査結果は、学校のポリシーやトランスジェンダーの若者の医療アクセス、さらにはアメリカ社会におけるジェンダーの包括性に関する議論に影響を与える可能性がある。

東京アメリカンクラブ
一夜だけ、会員制クラブの扉が開いた──東京アメリカンクラブ「バンケットショーケース」で出会う、理想のパーティー
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

MAGA派グリーン議員、トランプ氏発言で危険にさら

ビジネス

テスラ、米生産で中国製部品の排除をサプライヤーに要

ビジネス

米政権文書、アリババが中国軍に技術協力と指摘=FT

ビジネス

エヌビディア決算にハイテク株の手掛かり求める展開に
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生まれた「全く異なる」2つの投資機会とは?
  • 3
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃度を増やす「6つのルール」とは?
  • 4
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地…
  • 5
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 6
    レアアースを武器にした中国...実は米国への依存度が…
  • 7
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 8
    悪化する日中関係 悪いのは高市首相か、それとも中国…
  • 9
    南京事件を描いた映画「南京写真館」を皮肉るスラン…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 5
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 6
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 7
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 8
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 9
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 10
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中