最新記事
ウクライナ戦争

ウクライナ「ATACMS」攻撃を受けたロシア国内の航空施設...「内部映像」が示すミサイルの威力

Video shows deadly aftermath of Ukraine ATACMS strike on Russian air base

2024年12月14日(土)16時45分
ブレンダン・コール
ロシア国内の施設にウクライナがATACMS攻撃

EYEPRESS via Reuters Connect

<ロシア南部ロストフ州の航空施設を標的にしたウクライナ軍のATACMS攻撃。ロシア側はミサイルの一部を撃墜したと公表したが、施設内を撮影した映像が拡散>

ロシア国内にある航空施設がウクライナ軍による攻撃を受けた後の様子を撮影したとされる動画がソーシャルメディア上で共有され、ロシア側はこの攻撃において、ウクライナ軍が米国製の弾道ミサイルを使用したと主張している。動画にはATACMSによる攻撃がもたらした深刻なダメージが捉えられ、「仲間がどこにいるか分からない」という撮影者の声も残されている。

■【動画】「仲間はどこ...」ATACMSミサイル攻撃の「破壊力」示す動画が拡散...被弾直後の施設を彷徨うロシア兵

ロシアはウクライナが米国製の陸軍戦術ミサイルシステム(ATACMS)6発を使用して、ウクライナ国内の前線から約160キロのところに位置するロシア南部ロストフ州タガンログの軍用飛行場を攻撃したとしている。ロシア国防省は、6発のうちの一部は電子戦システムを使って撃墜または軌道を逸らしたものの、落下した破片で負傷者が出たと報告した。

ATACMSミサイルは1発あたり約100万ドルで、ウクライナは今回の攻撃でATACMSを使用したかどうかを明らかにしていない。親ウクライナ派のテレグラムアカウント「Politics of the Country(ポリティクス・オブ・ザ・カントリー)」などのソーシャルメディアチャンネルは、使用されたのはウクライナ国産の攻撃用ドローン「パリアニツィア(Palyanytsia)」だったとしている。

試写会
カンヌ国際映画祭受賞作『聖なるイチジクの種』独占試写会 50名様ご招待
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

バイデン氏、退任後も公的活動続ける意向 「全く疲れ

ワールド

米に防空システム「アイアンドーム」建設へ、トランプ

ワールド

バンス次期米副大統領、中国の韓正副主席と会談

ワールド

TikTok、米でサービス再開 トランプ氏は禁止法
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性客が「気味が悪い」...男性の反撃に「完璧な対処」の声
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    感染症に強い食事法とは?...食物繊維と腸の関係が明らかに【最新研究】
  • 4
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 5
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 6
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 7
    女性クリエイター「1日に100人と寝る」チャレンジが…
  • 8
    注目を集めた「ロサンゼルス山火事」映像...空に広が…
  • 9
    本当に残念...『イカゲーム』シーズン2に「出てこな…
  • 10
    メーガン妃とヘンリー王子の「山火事見物」に大ブー…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 4
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 5
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 6
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 7
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 8
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 9
    「搭乗券を見せてください」飛行機に侵入した「まさ…
  • 10
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 10
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中