[17日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は16─17日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を3.50─3.75%に据え置くと決定した。据え置きは4会合連続で、決定は全会一致だった。

ウォーシュFRB議長がFOMC後に行った会見の内容は以下の通り。

*金融政策を適切に運営することが目標

*物価安定と雇用最大化の使命が今回の会合の指針となった

*経済活動は堅調なペースで拡大

*インフレ率は2%目標を大きく上回る水準で推移

*物価の高止まりは負担となっている

*米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーは物価安定を実現することで全会一致している

*指導部の交代時は、慣行を見直し使命を再確認する好機

*本日の政策声明はより短く、より簡潔なものとなった

*声明では古い文言を削除した

*現在の政策状況には適していないため、フォワードガイダンスも示していない

*金融政策に関し、5分野の作業部会(タスクフォース)を設置

*コミュニケーション、バランスシート、データソース、生産性と雇用、FRBのインフレ枠組みの5分野について検証する

*独立した各作業部会には、経済学界の内外から優れた人材を集める

質疑応答:

<タスクフォース>

*今後数週間以内に活動開始の予定

*秋までに何らかの成果得られる見込みで、タスクフォースの活動は年末までに終了の見通し

*インフレ枠組み見直しの課題、インフレ要因に焦点を当てること

*データに関するタスクフォースから公的統計の改善に関する提言があれば、柔軟に検討する

<見直し>

*年末までに、記者会見や会議など、コミュニケーション全般の見直しが行われる見通し

*記者会見の将来について「非常に有用なコミュニケーション手段になり得る」

*今後さらなる変更があると見込む

*FRBのデータ作業部会から公的統計の改善に関する提言があれば、柔軟に検討する

*われわれは市場に中央銀行としての新たな章をもたらした

*FOMC参加者からは、現状の政策・経済見通し(SEP)について問題ないと考える向きもいるが、抜本的な見直しに強い関心を示す声も多く耳にした

<インフレ>

*2%のインフレはFRBの長年の目標、目標達成まで見直す理由はない

*FRBは2%インフレ目標を実現する意思と能力を持つ

*フォワードガイダンスを中止した *今後の道筋については何も伝えられない

*インフレ2%達成へのコミットメントは強く、全会一致かつ明確

*市場と国民は、FRBが物価安定を実現することを認識する必要がある

*石油や卵、牛肉などの価格変動が経済に悪影響を及ぼさないようにする必要がある

<見通し分布図(ドットチャート)>

*ドットチャートの将来について「タスクフォースが取り組む」

*自身のドット(予測)を提出することは政策運営において有益ではない

*金融政策担当者、自身のドット(予測)に縛られているとは感じていない

<金融政策>

*きょうの会合に参加した19人のうち、利上げが必要だと考えた者は誰もいなかった

*政策の効果は一様ではない

*雇用と物価の二大責務の間で、厳しい選択を迫られているとは考えていない

<労働市場>

*FOMCは労働市場が安定していると考えている

*雇用統計は良い方向に向かっている

<政権との関係>

*トランプ氏と会話したことがあるかとの問いに対し「話すことは何もない」

*ベセント財務長官とはこれまでに3回会った

*財務長官との週次会合は非常に有益

<中東情勢の影響>

*中東情勢はFRBの責務ではないものの、日々の業務に影響を及ぼしている

<FRB本部の改修>

*監察総監と面会した

*納税者の資金を適切に管理するため、できることは全て行う

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