最新記事
自然

真っ赤な「溶岩の海」が翼のすぐ下に...飛行機からアイスランドの火山を撮影した乗客の動画に「嘘みたい」の声

Incredible View of Volcano Eruption Captured From Plane Window by Passenger

2024年11月29日(金)16時58分
ブライアン・ディロン
火山噴火

(写真はイメージです)Wead-shutterstock

<飛行機に乗っていた女性が窓から捉えたのはアイスランドのレイキャネス半島で溶岩を吐き出している活火山。上空から捉えた光景が世界中で注目を集めている>

旅客機の窓側座席からある乗客が見た特別な光景が、ネットを沸かせている。動画は自分の目ではめったに見られない角度から、自然現象をとらえていた。

【動画】真っ赤な「溶岩の海」が翼のすぐ下に...飛行機からアイスランドの火山を撮影した動画が話題に

X(旧Twitter)に投稿された動画は、ユーザーの@PatterKayleighがアイスランドのレイキャネス半島上空を飛行するイージージェット便の窓側座席から撮影。

「私の人生の絶頂。これ以上の瞬間はもう二度とない」という言葉が添えられていた。本誌はXのコメント経由で@PatterKayleighにコメントを求めている。

アイスランドは北大西洋と北極海の間にあるヨーロッパの国で、最も近い隣国はグリーンランド。島全体に130もある火山など、独特の自然を求めて世界中から観光客が集まる。

調査会社スタティスタの統計によると、海外からアイスランドを訪れる観光客は2018年に過去最高の200万人を超え、最も多かったのはアメリカからの観光客だった。2022年には約30万人の外国人観光客が訪れている。

Xに投稿された動画は、噴火した火山の上空を飛行した旅客機内から撮影したもので、飛行機の翼も見える。火山からは大量の溶岩が流れ出し、上空には噴煙が立ち上っている。

アイスランドの気象庁によると、溶岩は西側の遠方にまで達した。現地メディアの報道によれば、11月21日にはスパ施設ブルーラグーン付近でバス運転手が利用するビルが溶岩にのみ込まれた。

気象庁は専門家の観測情報として、21日の時点で地震活動や現場の変形は最小限にとどまっていると伝えた。

対談
為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 セカンドキャリアの前に「考えるべき」こととは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米国向け銅輸出加速へ 関税前に駆け込み=ゴールドマ

ビジネス

アングル:トランプ政権「投資誘致」の実態、バイデン

ワールド

リトアニアとフィンランド、対人地雷生産へ ウクライ

ビジネス

テマセク、運用資産が過去最高 米国リスクは峠越えた
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:大森元貴「言葉の力」
特集:大森元貴「言葉の力」
2025年7月15日号(7/ 8発売)

時代を映すアーティスト・大森元貴の「言葉の力」の源泉にロングインタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...APB「乗っ取り」騒動、日本に欠けていたものは?
  • 2
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、ネットが感動の渦
  • 3
    「ヒラリーに似すぎ」なトランプ像...ディズニー・ワールドの大統領人形が遂に「作り直し」に、比較写真にSNS爆笑
  • 4
    トランプ関税と財政の無茶ぶりに投資家もうんざり、…
  • 5
    犯罪者に狙われる家の「共通点」とは? 広域強盗事…
  • 6
    シャーロット王女の「ロイヤル・ボス」ぶりが話題に..…
  • 7
    自由都市・香港から抗議の声が消えた...入港した中国…
  • 8
    名古屋が中国からのフェンタニル密輸の中継拠点に?…
  • 9
    人種から体型、言語まで...実は『ハリー・ポッター』…
  • 10
    「けしからん」の応酬が参政党躍進の主因に? 既成…
  • 1
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 2
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコに1400万人が注目
  • 3
    後ろの川に...婚約成立シーンを記録したカップルの幸せ映像に「それどころじゃない光景」が映り込んでしまう
  • 4
    職場でのいじめ・パワハラで自死に追いやられた21歳…
  • 5
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...AP…
  • 6
    【クイズ】「宗教を捨てる人」が最も多い宗教はどれ?
  • 7
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、…
  • 8
    為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 …
  • 9
    シャーロット王女の「ロイヤル・ボス」ぶりが話題に..…
  • 10
    「本物の強さは、股関節と脚に宿る」...伝説の「元囚…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 4
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 5
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 6
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 7
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 8
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 9
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中