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ロシア、国境近くの軍演習場で銃乱射、11人死亡 国防省「テロ事件」

2022年10月17日(月)10時13分
ロシアのプーチン大統領

ウクライナ国境に接するロシア西部ベルゴロド州の軍演習場で15日、男2人が銃を乱射し、11人が死亡した。写真は14日、CISサミット後に記者会見するロシアのプーチン大統領。代表撮影(2022年 ロイター/Sputnik/Valery Sharifulin)

ウクライナ国境に接するロシア南西部ベルゴロド州の軍演習場で15日、男2人が銃を乱射し、11人が死亡した。ロシア当局は刑事捜査を開始したことを明らかにした。

通信社RIAは国防省の発表として、15人が負傷したと伝えた。銃撃現場ではウクライナ侵攻に加わる志願兵の訓練が行われていた。銃撃犯2人は射殺されたという。

RIAによると、同省は「(対ウクライナ)特別軍事作戦への参加志願者の銃器訓練中に、テロリストが発砲した」と説明した。

同省は2人が旧ソ連構成国の出身だとしたが、詳細は明らかにしていない。

ウクライナのゼレンスキー大統領の顧問、オレクシイ・アレストビッチ氏はユーチューブのインタビューで、銃撃犯は中央アジアのタジキスタンの出身で、宗教を巡る口論の末に発砲した、と述べている。

ロシア連邦捜査委員会は「11人が銃で撃たれて死亡し、15人が負傷した」とし、刑事捜査を発表した。

ロシアの一部の独立系メディアは、死傷者の数は公式な発表よりも多い可能性がある、と報じている。

ベルゴロド州の知事は、死傷者の中に地元住民はいないと述べた。

[ロイター]


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