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中国の三峡ダム、豪雨で危険水位20メートル上回る 設計最高水位に迫る

2020年8月22日(土)10時47分

中国の長江にある世界最大級の三峡ダムの水位が最高レベルに迫っている。水位を下げるため放流する同ダム。7月撮影。提供写真(2020年 ロイター/China Daily)

中国の長江にある世界最大級の三峡ダムの水位が最高レベルに迫っている。豪雨により、記録的な水量がダムに流れ込んでいることが原因。

20日に毎秒7万5000立方メートルの水がダムに流れ込んだ結果、ダムの水位は一晩で2メートル超上昇し、21日午前までに165.6メートルに到達。危険水位を約20メートルも上回り、設計最高水位である175メートルに迫りつつある。

当局は水位を下げるため、20日に放水量を過去最高の毎秒4万8800立方メートルに引き上げたが、水位が設計最高水位を超えるのを防ぐため、再び放水量の引き上げが必要になる可能性がある。

[ロイター]


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