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米保健福祉省、新型コロナ治療薬レムデシビル150万回分を無償提供 米国に4割

2020年5月11日(月)10時47分

米保健福祉省は9日、米バイオ医薬品メーカー・ギリアド・サイエンシズの新型コロナウイルス感染治療に用いられる抗ウイルス薬「レムデシビル」について、世界で無償提供される150万回投与分のうち、米国が約4割を受け取ると明らかにした。写真は3月18日、カリフォルニア州ラ・バーンで撮影(2020年 ギリアド提供)

米保健福祉省は9日、米バイオ医薬品メーカー・ギリアド・サイエンシズの新型コロナウイルス感染治療に用いられる抗ウイルス薬「レムデシビル」について、世界で無償提供される150万回投与分のうち、米国が約4割を受け取ると明らかにした。州保健当局を通じて供給する。

同省によると、米国では同社から今後6週間で約60万7000回分が供給される見通し。

ギリアドのオデイ最高経営責任者(CEO)は4月、レムデシビル150万回分を寄付すると明らかにした。米国分の割り当ては3日に最終決定されたという。

同省が現在供給先として挙げているのは、イリノイ、アイオワ、コネティカット、メリーランド、ミシガン、ニュージャージーの各州。

ギリアドのコメントは得られていない。

[ロイター]


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