最新記事

感染症対策

「緊急事態宣言、人と人の接触を大幅に減らす有効策を検討」菅官房長官

2020年4月7日(火)11時55分

 4月7日、菅義偉官房長官は定例会見で、緊急事態宣言が発出された場合、不測の事態に備え警察の警戒活動を実施すると述べた。写真は都内で昨年9月撮影(2020年 ロイター/ISSEI KATO)

菅義偉官房長官は7日午前の定例会見で、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、緊急事態宣言が発出された場合、「鉄道などの減便要請は考えていない」としつつ、「人と人との接触を接触を大幅に減らす有効な対策」を専門家の意見も踏まえ検討する方針を明らかにした。

緊急事態宣言が発出された場合、「警察は混乱など不測の事態の防止を図るため、警戒活動を実施し、空港や医療機関等のトラブル防止のため、警戒・警備や、各種犯罪の抑止・取り締まりを徹底する」と強調した。

安倍晋三首相が7日朝表明した経済対策の財政支出39兆円について、菅官房長官は財政投融資を含む国と地方の直接支出と説明した。新型コロナウイルスによる甚大な影響により「内外経済は近年最大の危機に直面している」との認識を示し、「ありとあらゆる政策を総動員し、まずは感染拡大を防ぎ、この難局を乗り切る」と強調した。

*内容を追加します。

(竹本能文※)



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【関連記事】
・「感染者ゼロ」北朝鮮の新型コロナウイルス対策
・イタリア、新型コロナウイルス死者・新規感染者ともペース鈍化 第2段階の対策検討
・新型コロナウイルス感染爆発で顕在化 「習近平vs.中国人」の危うい構造


20200414issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年4月14日号(4月7日発売)は「ルポ五輪延期」特集。IOC、日本政府、東京都の「権謀術数と打算」を追う。PLUS 陸上サニブラウンの本音/デーブ・スペクター五輪斬り/「五輪特需景気」消滅?

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

午後3時のドルは147円後半へ上げ一服、円売り機運

ワールド

トランプ氏の「統一」発言、米中貿易に言及 米国在台

ビジネス

中国、ボーイング機の納入解禁=BBG

ビジネス

KOKUSAI、今期4%の営業減益予想 米中摩擦な
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:2029年 火星の旅
特集:2029年 火星の旅
2025年5月20日号(5/13発売)

トランプが「2029年の火星に到着」を宣言。アメリカが「赤い惑星」に自給自足型の都市を築く日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    カヤック中の女性がワニに襲われ死亡...現場動画に映った「殺気」
  • 3
    ゴルフ場の近隣住民に「パーキンソン病」多発...原因は農薬と地下水か?【最新研究】
  • 4
    母「iPhone買ったの!」→娘が見た「違和感の正体」に…
  • 5
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王…
  • 6
    「出直し」韓国大統領選で、与党の候補者選びが大分…
  • 7
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 8
    「がっかり」「私なら別れる」...マラソン大会で恋人…
  • 9
    あなたの下駄箱にも? 「高額転売」されている「一見…
  • 10
    ハーネスがお尻に...ジップラインで思い出を残そうと…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 5
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 6
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王…
  • 7
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 8
    カヤック中の女性がワニに襲われ死亡...現場動画に映…
  • 9
    ゴルフ場の近隣住民に「パーキンソン病」多発...原因…
  • 10
    ロシア機「Su-30」が一瞬で塵に...海上ドローンで戦…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 6
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 10
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中