イランは週末の2日間でクウェートの海水淡水化施設を2度攻撃したと、クウェート当局が明らかにした。一方、イラン側も数千人に飲料水を供給する国内の海水淡水化施設が攻撃を受けたと報告している。

クウェート当局の発表によれば、最初の攻撃で海水淡水化・発電一体型施設の1つが『敵対的攻撃』を受け、複数の発電ユニットを停止した。その後、電力・水・再生可能エネルギー省は、2度目の攻撃で発生した火災が『多数』の発電設備に延焼したと明らかにした。

住民は当局から電気と水の使用を節約するよう指示されている。

イラン軍は20日、バーレーンの空軍基地と港湾に加え、米特殊部隊が駐留するクウェートの軍事基地を攻撃したと発表した。

一方、イランのメディアは、米国が19日にイラン沿岸部の海水淡水化施設を攻撃し、約1万人への給水が途絶えたと報じた。

専門家は以前から、湾岸諸国や中東地域の海水淡水化施設は、攻撃や自然災害に対して極めて脆弱だと警告してきた。

ロンドンのシンクタンク、チャタムハウスの上級コンサルティングフェロー、ヨッシ・メケルバーグは、今回の攻撃は紛争の「大幅な」エスカレーションだと指摘。本誌に対し、「海水淡水化施設への攻撃は、必ず報復を招く」と語った。

イランと米国は互いに、民間人の生活を支える重要インフラを攻撃したと非難し合っている。正当な理由がない限り、こうした施設の攻撃は国際法では一般に戦争犯罪と見なされる。

海水淡水化施設は、海水から塩分やその他のミネラルを取り除き、住民が飲料水や生活用水として利用できる真水を生産する施設だ。

水と電気両方が止まるリスクも
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