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北朝鮮が日本に北朝鮮漁船の賠償要求 故意に衝突と主張

2019年10月13日(日)10時00分

朝鮮中央通信社(KCNA)によると、北朝鮮外務省は12日、能登半島沖で7日、日本の水産庁の漁船取締船と衝突して沈没した北朝鮮漁船について、日本は賠償すべきだと強く要求した。写真は大和堆で操業する北朝鮮漁船に放水する日本の海上保安庁の船。2017年9月撮影(2019年 海上保安庁提供)

北朝鮮外務省は12日、能登半島沖で7日、日本の水産庁の漁船取締船と衝突して沈没した北朝鮮漁船について、日本は賠償すべきだと強く要求した。朝鮮中央通信社(KCNA)が報じた。

KCNAによると、北朝鮮外務省の報道官は声明で、故意に衝突した犯罪的な行為だと指摘、将来このような事案が発生しないよう日本は対応すべきだとした。

報道官は「日本政府に沈没船の損害補償を強く求める。このような事態が再び起これば日本は望ましくない結果に直面することになる」と指摘。

漁船が急旋回したため衝突したとの日本の主張に対しては、通常の航行状態だったと反論、「日本は意図的な行為を正当化しようとしている」と非難した。

日本の外務省関係者のコメントは得られていない。

*情報を追加しました。

[ソウル 12日 ロイター]


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