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次期欧州委員長フォンデアライエン、トランプとの不穏な関係

2019年7月8日(月)16時35分
シェーン・クロウチャー

フォンデアライエン(左)と10月末に退任するユンケル FRANCOIS LENOIR-REUTERS

トランプ米大統領がEUの行政トップであるユンケル欧州委員長の交代を心待ちにしているとしたら、それはぬか喜びに終わりそうだ。

7月2日、EUの臨時首脳会議は次期欧州委員長にドイツのフォンデアライエン国防相(60)を指名した。フォンデアライエンは、トランプが火花を散らしてきたメルケル独首相の腹心の部下。承認されれば、欧州委員会初の女性委員長となる。

欧州委員会と言えば、トランプがこれまでEUとの貿易交渉を行ってきた相手。そして、2018年にトランプがNATO諸国の防衛支出に不満を漏らしEUとの貿易を人質に取ろうとした際、フォンデアライエンは取材に対して「未熟な議論だ」と突っぱねた過去がある。関税率を引き上げれば欧州諸国の経済成長を妨げ、各国政府の税収入が減って防衛費に回すカネが減る、と。

当時、フォンデアライエンは「2つの問題を切り離した、成熟した議論をすべきだ」とも語っていた。トランプは新たな交渉相手と、大人の議論を始められるのだろうか。

【参考記事】ラガルドECD総裁を待つ難題 エコノミストが中銀トップの時代は終わった

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