イスラエル検察は28日、ネタニヤフ首相(69)を収賄などの罪で起訴する方針を固めた。声明を発表し、国内テレビの報道を確認した。接戦が予想される4月9日の総選挙に影響が出るのは必須とみられている。

国内テレビは司法省の話として、検察が収賄、詐欺、背信などの罪でネタニヤフ首相を起訴する方針を固めたと報道。

検察などによると、ネタニヤフ氏は実業家らから葉巻やシャンパンなど26万4000ドル相当の贈り物を不当に受け取ったほか、便宜を図る見返りにメディアでの好意的な報道を求めたという。

実際の起訴は公聴会の結果に左右されるという。公聴会は総選挙後に行われる公算が大きい。

ネタニヤフ氏率いる与党の右派リクードは「政治的な迫害」として非難。同氏は嫌疑を否認しており、辞任もしないとしている。

ネタニヤフ氏は選挙に勝利すれば、今夏に就任期間が最も長い首相となる見通し。収賄罪で有罪判決を受ければ最長で懲役10年、詐欺・背信罪では最長3年の刑が科される可能性がある。

トランプ米大統領はハノイでの記者会見で、ネタニヤフ氏の司法を巡る問題について問われ、支持する考えを表明。「ネタニヤフ氏はこれまで偉大な首相だった」と述べた。両氏は対イラン・パレスチナ政策で足並みをそろえてきた。

イスラエルの通貨シェケルは報道を受け、ドルに対して下落した。

[エルサレム 28日 ロイター]
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