失業率とシンクロする自殺率の推移
過去65年間のデータからラフなやり方で打ち立てた定式化だが、失業率1%の重みが伝わってくる。今世紀初頭の政権のフレーズは「聖域なき構造改革」「痛みを伴う改革」といったものだったが、国民が被る「痛み」は決して小さくない。
好況・人手不足の影響で失業率は低下の傾向にあるが、AIの台頭により人間の雇用が脅かされる事態も考えられる。しかしこういう時代では、無理に働くこともないのではないか。AIは人間の仕事を奪うハゲタカではなく、人間を労働から解放してくれる救世主(メシア)だ。「お金は労働の対価としてもらうもの」「働かざる者食うべからず」といった価値観を払拭し、ベーシック・インカムを導入するという考え方もある。考え方の転換がされなければ、失業率は上昇し(AI失業)、自殺者が激増する恐れも出てくる。
為政者には、生活者としての国民の「痛み」を理解して政治にあたらなければならない。
<資料:総務省『労働力調査』、
厚労省『人口動態統計』>
アマゾンに飛びます
2026年1月27号(1月20日発売)は「『外国人問題』徹底研究」特集。「外国人問題」は事実か錯覚か。移民/不動産/留学生/観光客/参政権/社会保障/治安――7つの争点を国際比較で大激論
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら





