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中国共産党

「中国のカショギ」を救うため国際社会がすべきこと

2019年1月4日(金)09時30分
キャスリーン・マクラフリン

その筆頭は現職の首相である李克強(リー・コーチアン)で、李はエイズ危機が広がった98~04年、党の幹部として河南省に赴任し省長も務めた。そして同じ頃、副省長としてエイズ危機対策を担当した陳全国(チェン・チェングオ)こそ、現在の新疆ウイグル自治区で党書記として弾圧政策を取り仕切っている人物だ。

そのため、今回の身柄拘束に至った背景には盧に対する怨恨の可能性もあるだろう。今の新疆ウイグル自治区での非人道的な取り締まりの強化を見れば、陳が盧の来訪を知らないわけがないと、盧の消息筋は言う。

ここで必要なのは外圧だ。これまでにも国際的な圧力が中国政府に批判的な記者や活動家の「失踪」を回避させた例がある。盧は殺害されたサウジアラビア人ジャーナリスト、ジャマル・カショギのようにアメリカの永住権を持っている。出身国の古い敵から報復される危険があるという点でも似ている。

世界、特にアメリカは、盧のために立ち上がるべきだ。決して、彼が警察国家の闇に吸い込まれるようなことがあってはならない。

<本誌2018年01月01&08日号掲載>

※2019年1月1/8日号(12月26日発売)は「ISSUES2019」特集。分断の時代に迫る経済危機の足音/2020年にトランプは再選されるのか/危うさを増す習近平と中国経済の綱渡り/金正恩は「第2の鄧小平」を目指す/新元号、消費税......日本は生まれ変わるか/フィンテックとAIの金融革命、ほか。米中対立で不安定化する世界、各国はこう動く。

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