最新記事

テロ

仏東部ストラスブールでテロ、3人死亡 逃走中の犯人は監視対象人物

2018年12月12日(水)14時28分

12月11日、フランス東部ストラスブールのクリスマスマーケットで発砲があり、少なくとも4人が死亡、11人が負傷した(2018年 ロイター//Christian Hartmann)

フランス東部ストラスブールのクリスマスマーケットで11日、発砲事件があり、3人が死亡、12人が負傷した。

犯人は警察の捜査を逃れて逃走中で、新たな犯罪が懸念されている。

カスタネール内相は記者会見で、安全警戒レベルを最高に引き上げ、国境管理を強化していると発表。模倣犯の阻止に向け国内すべてのクリスマスマーケットでキュリティーを強化する方針を示した。

警察によると、犯人は地元出身の29歳の男で身元は特定された。治安当局が把握している人物で、情報機関の監視対象だった。

検察当局によると、動機は不明で犯行声明もでていない。ただイスラム聖戦士のウェブサイトを監視している米情報グループ「サイト」によると、過激派組織「イスラム国」(IS)の支持者は事件を称賛しているという。

事件は現地時間午後8時(日本時間12日午前4時)頃に発生した。

ストラスブールでは今週、欧州議会が審議を行っているが、発砲事件を受けて議会は閉鎖された。

関係筋によると、警察はこの日夏に発生した強盗事件に関連して容疑者の自宅を捜索したが、不在だった。

*内容を追加しました。

[ストラスブール(フランス) 11日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

20250225issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年2月25日号(2月18日発売)は「ウクライナが停戦する日」特集。プーチンとゼレンスキーがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争は本当に終わるのか

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

インタビュー:今年から攻めへ、JSRの出口には関わ

ワールド

ミャンマー国境で救出の200人を中国に移送、タイの

ビジネス

見通し実現していけば「一段のギアシフト」、物価上振

ワールド

トランプ米大統領、体外受精の自己負担を軽減する大統
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 2
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「20歳若返る」日常の習慣
  • 3
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防衛隊」を創設...地球にぶつかる確率は?
  • 4
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 5
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 6
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 7
    祝賀ムードのロシアも、トランプに「見捨てられた」…
  • 8
    1月を最後に「戦場から消えた」北朝鮮兵たち...ロシ…
  • 9
    ウクライナの永世中立国化が現実的かつ唯一の和平案だ
  • 10
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 1
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ...犠牲者急増で、増援部隊が到着予定と発言
  • 2
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だった...スーパーエイジャーに学ぶ「長寿体質」
  • 3
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 4
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 5
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 6
    【徹底解説】米国際開発庁(USAID)とは? 設立背景…
  • 7
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 8
    週に75分の「早歩き」で寿命は2年延びる...スーパー…
  • 9
    イスラム×パンク──社会派コメディ『絶叫パンクス レ…
  • 10
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 9
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中