最新記事

朝鮮半島

北朝鮮、金正恩の指示で板門店ホットラインを再開 平昌五輪へ協議開始か

2018年1月3日(水)15時21分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

REUTERS

<北朝鮮が3日、平昌冬季五輪代表団の派遣問題などを韓国政府と議論するため、3日午後3時30分に板門店のホットラインを再び開通すると発表した>

NEWS1など韓国メディアによると、北朝鮮のリ・ソングォン祖国平和統一委員会委員長が3日、朝鮮中央TVを通じ「金正恩労働党総書記が平昌オリンピック競技大会代表団の派遣問題を含め、オリンピック開催と関連した問題を南側と適宜協議するように、3日午後3時30分から北南間で板門店のホットラインを開通することに対して指示を与えた」と発表した。

これによって、南北は板門店の連絡網を通じて、韓国側が提案した南北高官級会談の開催に向けた実務協議を進めることになりそうだ。

リ・ソングォン委員長はまた「われわれは最高指導部の意を受けて真摯な立場と誠実な姿勢で、南朝鮮側と緊密な連携を取る予定で、わが国の代表団の派遣と関連した実務的問題を論議していく考えだ」と明らかにした。

同員長はさらに、韓国大統領府が金正恩の新年の演説を歓迎する意向を発表したことに関連し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が積極的に支持意思を表示したということについて言及し、金正恩が「文大統領について肯定的に高く評価しながら歓迎の意を表明した」とも伝えた。

また、金正恩が「北南関係の改善問題が民族の期待と思いに合わせて解決されるかどうかというのは、北南当局がこの問題をいかに主体的に扱っていくかということにかかっていると強調した」と付け加えた。

平昌五輪まであと1カ月という時期を迎え、朝鮮半島の緊張状態が和平に向けて動き出すのか、あるいは北朝鮮お得意の条件交渉という名の罠なのか、世界の注目が集まりそうだ。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ウクライナ2都市にロシアが攻撃、和平協議直後

ビジネス

乳児ボツリヌス症の集団感染、バイハート社の粉ミルク

ワールド

北朝鮮抑止「韓国が主な責任」、米国防総省が関与縮小

ワールド

トランプ政権のEVインフラ助成金停止は違法、米地裁
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 2
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な一部」ではないと指摘
  • 3
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味を帯びる「超高齢化」による「中国社会崩壊」
  • 4
    40代からは「積立の考え方」を変えるべき理由──資産…
  • 5
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 6
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 7
    麻薬中毒が「アメリカ文化」...グリーンランド人が投…
  • 8
    コンビニで働く外国人は「超優秀」...他国と比べて優…
  • 9
    老化の9割は自分で防げる...糖質と結び付く老化物質…
  • 10
    3年以内に日本からインドカレー店が消えるかも...日…
  • 1
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 2
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 3
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な一部」ではないと指摘
  • 4
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 5
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 6
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 7
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 8
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 9
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 10
    韓国が「モンスター」ミサイルを実戦配備 北朝鮮の…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中