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核兵器

トランプ氏「米国は核兵器能力増強を」、政策提言ではないと側近

2016年12月23日(金)12時35分

 12月22日、トランプ次期米大統領は、米国が核兵器能力を増強すべきとの考えを示した。(2016年 ロイター/Carlos Barria)

トランプ次期米大統領は22日、米国は核兵器能力を増強すべきとの考えを示した。

トランプ氏はツイッターで「米国は世界が核兵器に関して分別を取り戻すまで、核兵器を大幅に強化、拡大すべきだ」と述べた。発言の背景に関する詳細には言及しなかった。

このようなコメントを発信するに至った経緯は不明だが、22日にはこれに先立ちロシアのプーチン大統領が「戦略的核戦力の軍事的能力を強化する」必要があるとの見解を示していた。

これについてトランプ氏の報道官は「テロ組織などを念頭に核拡散の脅威とこれを防ぐ重要性」に言及したものだと指摘。トランプ氏は核兵器の使用を支持しておらず、今回の発言は新たな政策提言でもないと述べた。



[パームビーチ(米フロリダ州)/ワシントン 22日 ロイター]


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