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中国漁船が韓国警備艇に故意に衝突? 韓国政府、中国大使に抗議

2016年10月11日(火)18時35分

10月11日、朝鮮半島西岸沖の黄海で先週、違法操業中の中国漁船と韓国海洋警察の警備艇が衝突した問題を受け、韓国外務省は、中国大使を呼び出して抗議した。写真は韓国の西側沿岸で操業していた中国籍漁船。6月、韓国参謀本部が撮影し、聯合ニュースが提供(2016年 ロイター)

 朝鮮半島西岸沖の黄海で先週、違法操業中の中国漁船と韓国海洋警察の警備艇が衝突した問題を受け、韓国外務省は11日、中国大使を呼び出して抗議した。韓国側は漁船が故意に衝突したと主張している。

 韓国当局によると、沿岸警備隊が先週、黄海で違法操業していた中国漁船団の取り締まりを行っていたところ、警備艇の一隻が漁船に突っ込まれて沈没したと発表した。衝突によるけが人の報告はない。

 韓国メディアによると、警備艇に突っ込んだ漁船は現場から逃げ、中国に戻ったとされる。

 韓国外務省を訪れた中国大使は記者団にコメントしなかった。

 韓国当局によると、中国の海洋警察も韓国側の要請を受け、逃げた漁船の特定に向けてこの問題を調査している。

[ソウル 11日 ロイター]


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