「不適切発言をしたらクビ」が常識の、昨今のハリウッド事情

「マンダロリアン」のプレミアでポーズするジーナ・カラーノ REUTERS/Mario Anzuoni/
<ディズニープラスの「マンダロリアン」に出演するジーナ・カラーノが、SNSへの不適切な投稿で契約解除された。「#MeToo」以降、ハリウッドは大きく変化した...... >
女性蔑視発言をきっかけに、五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗会長の辞任までのすっきりしない様子は、アメリカまで伝えらることになったが、ハリウッドでは、問題発言を行ったセレブがまたもやあっさりと契約解除された。
今回の人物は、Disney+ (ディズニープラス)の「マンダロリアン」に出演するジーナ・カラーノ。ハリウッドでは少数派の共和党支持者であるカラーノは、現在共和党支持者が置かれている状況をナチ支配下のユダヤ人に喩えるコメントをインスタグラムに投稿したのだ。
それを見た人からは、大量虐殺がなされたホロコーストと政治的分断を一緒にするのは不適切だとする意見が多数上がり、「#FireGinaCarrano」(ジーナ・カラーノをクビにしろ)のハッシュタグが飛び交うようになった。ディズニー傘下のルーカスフィルムもこのコメントに嫌悪感をもち、すぐさまカラーノを「マンダロリアン」の契約を解除したのである。
差別発言をしたらクビ、は近年のハリウッドでは常識
カラーノは、以前から、コロナ対策でマスクを着ける人たちやトランスジェンダーの人たち、また「Black Lives Matter」運動の参加者たちをバカにし、差別するコメントをソーシャルメディアに投稿してきた。そのことに頭を抱えてきたディズニーとルーカスフィルムは、今回の投稿で、まさに堪忍袋の尾が切れたというわけだ。
カラーノは、これから製作される「マンダロリアン」第3シーズンにも登場するはずだったし、さらには彼女を主人公にした新たなシリーズが作られる計画もあったようだが、それらはすべて立ち消えてしまった。この展開を受けて、カラーノが所属していた大手タレントエージェンシー、UTAも、彼女との契約を打ち切っている。
問題発言、とりわけ差別発言をしたらクビにされるというのは、近年のハリウッドで、もはや常識。大物スターであっても、主役であっても、容赦はない。
たとえば、2018年には、当時トップの視聴率を誇っていたコメディ番組「Roseanne」から、主役でプロデューサーのロザンヌ・バーがクビにされた。トランプ支持者であるバーは、かつてオバマのアドバイザーを務めた黒人女性に対する人種差別コメントをツイートしたのである。主役がいなくなったことで番組は打ち切りになったが、巻き添えを食った共演者たちはバーのキャラクターを死んだことにして番組を続けたいと主張し、見事、実現させた。主人公のロザンヌがいないので、タイトルは「The Conners」(コナー一家)に変更され、今も続いている。
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