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ブルガリア国民ほぼ全員の情報が、ごっそりハッキングされた!

2019年7月26日(金)15時40分
エリオット・ハノン

ブルガリアのハッカーは500万人分の情報を盗んだ LEOLINTANG/ISTOCKPHOTO

<盗まれたデータの価値は2億ドル相当、国民大半の個人情報を盗んだのは20歳のプログラマーだった>

先週、ブルガリアで20歳のプログラマーが逮捕された。国家歳入庁からまんまと膨大な量の個人情報をハッキングしたとされる。国内で就労する成人ほぼ全員の氏名、住所、職業、所得、医療保険、借金の額、社会保障の詳細などが盗まれた。人口約700万の国で、被害者総数は500万人に上るという。

犯行は今年6月からつい最近まで続いていたらしい。当局が見つけたのではない。ロシア国内のアドレスからブルガリアの報道機関に、犯行声明のメールが届いて初めて発覚した。

そのメールには、ブルガリア政府のセキュリティー対策は「悪い冗談」だとあった。慌てた政府は米サイバーセキュリティー会社の現地法人で働くクリスチアン・ボイコフを逮捕した。

もしかすると犯罪防止を目的にシステムの脆弱性を警告する善意のハッカーの仕業かという希望的観測もあったが、ボイコフは容疑を否認している。

盗まれたデータには2億ドル相当の価値があるとされる。同国のボリソフ首相は容疑者を「すご腕」ハッカーと評したが、単にシステムのセキュリティーが甘過ぎたのかもしれない。

©2019 The Slate Group

<本誌2019年7月30日号掲載>

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