LINE公式アカウントが他のSNSよりビジネスに効果的な理由
【3】即効性がある
いま成果を出したいものに、即コミットできる。例えば飲食店なら、雨で売り上げが落ちそうな日に、「雨のクーポン」を配信して来店を促すことが可能だ。
【4】返信されやすい
一斉配信だけでなく、登録者との1対1のトークができる。特に高額商品を販売するビジネスでは、購入に関する相談を受けることができるので非常に有効。
■あいさつメッセージを「ただのあいさつ」にしない
「友だち追加」されると相手に最初に送られるのが「あいさつメッセージ」だ。堤氏によれば、ここがアカウント整備で最も重要なポイント。友だち追加のお礼の登録特典を付けることで、友だちを集めやすくするのだ。
登録特典の内容は、目的から逆算する。例えば堤氏のLINE公式アカウントの目的は、自身が代表を務める株式会社マーケリンクが開催するセミナーの集客である。
このときにポイントになるのが、次の3つだ。
①「目的」につながる登録特典であること
②最小の労力で工数がかからないものであること
③それ欲しい! 面白そう! と思わせるものであること
(『超簡単!SNS仕事術』64ページより)
下記がマーケリンクの実際の無料登録特典。3大特典+抽選会という構成になっている。
特典1はLINE公式アカウントの運用方法の解説動画だが、タップすると再生され、最後にセミナーの案内をアナウンスする。特典2と3も同様に、特典のダウンロードページの中でセミナーの案内をしている。
また、大抽選会で当選する商品はセミナー参加権だ。つまり、どの特典を見たとしても最終的にはセミナーの参加につながるようになっている。
このような手法を採っているマーケリンクのLINE公式アカウントでは、友だち追加後のセミナー参加者は、30%の高確率だという。
飲食店であれば「ドリンク1杯クーポン」などの特典が多い。そこに面白さを加味して、「抽選に当たれば、ステーキ無料クーポン(外れてもドリンク1杯無料)」とすると、より登録者の増加が期待できると堤氏は言う。
売り上げを最大化する「配信の法則」
どうせLINE公式アカウントの配信をするなら、より効果的な配信をしたい。堤氏によると、売り上げを最大化するための「配信の法則」があるという。
・配信は月4回でOK(プラスαももちろん可)
・売り上げをUPするためには「反応率」を上げることが大事
・反応率を上げるためにはカードタイプメッセージを使うと効果的
・自分のキャラ出し×企画でさらに反応率を上げられる
・企画は季節と絡めた連想ゲームで
・配信をルーティーン化して労力や負担を減らす
(『超簡単!SNS仕事術』158ページより)
この説明にあるように、大切なのは「反応率」。堤氏は、売り上げの公式を次のように定義しているからだ。
売り上げ=友だち数×反応率×単価
反応率とは「クリック率」や「商品やサービスの申し込み率」のこと。では、反応率はどうすれば上がるのだろうか?
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