コラム

【大江千里コラム】新型コロナ騒動でコンサートを中止にして得た「チャンス」

2020年03月27日(金)16時40分

人間は想像力を無尽蔵に持っていて、ちょっとやそっとで崩れる弱い生き物ではない。キャンセルのギャラ支払いなど一つ一つの交渉が山ほどあるが、「不便やピンチ」から学べる経験も必ずある。ニューヨークに戻ってから、メディアで報じられるようなあからさまな「差別」も受けていない。

逆境を憂い悲しむだけではなく、新たな「未来を開く目」を鍛えたい。普段出歩く分の時間を「家めし」に切り替える。「ライブという醍醐味」を「新たな共有感」の模索の日々に。未来は見えないが必ずいい方向に向かうはず。

<2020年3月24日号掲載>

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2020年3月31日号(3月24日発売)は「0歳からの教育 みんなで子育て」特集。赤ちゃんの心と体を育てる祖父母の育児参加/日韓中「孫育て」比較/おすすめの絵本とおもちゃ......。「『コロナ経済危機』に備えよ」など新型コロナウイルス関連記事も多数掲載。

プロフィール

大江千里

ジャズピアニスト。1960年生まれ。1983年にシンガーソングライターとしてデビュー後、2007年末までに18枚のオリジナルアルバムを発表。2008年、愛犬と共に渡米、ニューヨークの音楽大学ニュースクールに留学。2012年、卒業と同時にPND レコーズを設立、6枚のオリジナルジャズアルパムを発表。世界各地でライブ活動を繰り広げている。最新作はトリオ編成の『Hmmm』。2019年9月、Sony Music Masterworksと契約する。著書に『マンハッタンに陽はまた昇る――60歳から始まる青春グラフィティ』(KADOKAWA)ほか。 ニューヨーク・ブルックリン在住。

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