インタビュー

「女性は自分の肉体を利用すべきだ」――KISSフロントマンが考える「女の力」とは

2018年08月30日(木)17時00分
ジェフ・パーラー

――あなたがキッスをドル箱バンドに変えたことは、他のグループにも影響を与えた。ローリング・ストーンズもその1つと聞いている。

確かに70年代、ストーンズのマネジャーで財務を切り回したプリンス・ルパート・ローウェンスタインが、ライセンス業やグッズ販売についてアドバイスを求めてきたのは事実だ。

――超豪華ボックスセット『ジーン・シモンズ:ザ・ヴォールト・エクスペリエンス』は、最も高いもので5万ドルもする。あなたが直接届けに来てくれて、2時間一緒に過ごしてくれて、そこに25人までなら友達や家族を招待できる特典付きだとか。

『ザ・ヴォールト』は高さ約90センチ、重さ17キロの箱に、未発表曲を含む150曲を収めたCD10枚が入っている。他にもいろいろなものが入っている。店舗では売っていない限定品で、2000〜3000セットしか作らない。それを世界中の購入者に俺が直接届けに行く。そのための渡航費や保険料、宿泊代といったものは全部俺が負担する。出血大サービスだ。

――それは太っ腹だ。

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ステージにもビジネスにも精力的なシモンズ(15 年、オーストラリア)PAUL KANE/GETTY IMAGES

俺はキッスと共にオリンポスの山頂に君臨している。キッスはアメリカで最も多くのゴールドディスクを獲得したバンドだ。でも、地上最大のパーティーを開くカネがあっても、そのパーティーに自分しかいなかったら楽しくないだろう?

俺はこの地球を去る前に楽しみたいんだ。ファンの顔をまじまじと見たい。キッスの歌詞を子供の名前にしたり、キッスのタトゥーを入れたりしている人たちに会ってみたい。

【参考記事】タブーを覆した65歳 「真の自由な女性」ブリジット・マクロンの魅力を伝記著者が明かす

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