コラム

王者グーグルすら置いて行かれる、IT業界の「変化スピード」に規制はついていけない

2023年03月01日(水)18時00分

グーグルを脅かす新技術を持った新興企業

しかも、足元ではグーグルを脅かす、全く新しい技術を持った新興企業が同社の牙城に挑もうとしている。

対話型AI(あたかも人間と会話しているかのように対応できる人工知能)は、今後のIT業界のカギを握る技術とされる。本来、グーグルが圧倒的な力を持っているはずの当該分野において、ChatGPTと呼ばれる対話型AIを開発したベンチャー企業オープンAI社に完敗するという驚くべき事態が発生している。

小さな新興企業が巨大企業を打ち負かす様は、グーグルが突如、彗星のように現れ、全てをひっくり返した90年代を彷彿させる。

IT業界における地殻変動は既に始まっており、20年後には、現時点では名前も知らない企業が、全てのビジネス・インフラを支配しているかもしれない。

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プロフィール

加谷珪一

経済評論家。東北大学工学部卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当する。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在は金融、経済、ビジネス、ITなどの分野で執筆活動を行う。億単位の資産を運用する個人投資家でもある。
『お金持ちの教科書』 『大金持ちの教科書』(いずれもCCCメディアハウス)、『感じる経済学』(SBクリエイティブ)など著書多数。

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帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

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