ニュース速報
ワールド

トランプ政権の移民強硬策に断固対応を、ローマ教皇が米司教らに訴え

2025年10月09日(木)08時58分

 10月8日、ローマ教皇レオ14世(写真)はバチカン(ローマ教皇庁)を訪れた米国の司教らに対し、トランプ大統領の強硬政策による移民の扱いに断固たる姿勢で取り組むべきだと訴えた。写真は8日、バチカンのサン・ピエトロ広場で撮影(2025年 ロイター/Yara Nardi)

Joshua McElwee

[バチカン市国 8日 ロイター] - ローマ教皇レオ14世は8日、バチカン(ローマ教皇庁)を訪れた米国の司教らに対し、トランプ大統領の強硬政策による移民の扱いに断固たる姿勢で取り組むべきだと訴えた。会合の出席者らが明らかにした。

初の米国人教皇となったレオ14世は、会合中にトランプ政権の政策による国外追放への恐怖を訴える移民からの手紙数十通を受け取った。会合には米・メキシコ国境の司教やソーシャルワーカーも出席した。

会合に参加したエルパソのマーク・ザイツ司教はロイターに、「教皇はこれらの問題を個人的に非常に懸念しており、米国市教団がこの問題について強く発言することを望むと表明した。こうした意向を知ることは、われわれ全員に大きな意味を持つ」と述べた。

会合に関するバチカンのコメントは得られていない。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米フォード、アルミ工場火災で10億ドル損益も=アナ

ワールド

イタリアの「五輪休戦」案、中国が支持表明=伊外相

ワールド

中国、レアアース輸出管理を強化

ワールド

ガザで拘束の人質、おそらく13日に解放される=トラ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国EVと未来戦争
特集:中国EVと未来戦争
2025年10月14日号(10/ 7発売)

バッテリーやセンサーなど電気自動車の技術で今や世界をリードする中国が、戦争でもアメリカに勝つ日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    ウクライナの英雄、ロシアの難敵──アゾフ旅団はなぜ「過激派」から「精鋭」へと変わったのか?
  • 3
    ロシア「影の船団」が動く──拿捕されたタンカーが示す新たなグレーゾーン戦略
  • 4
    ヒゲワシの巣で「貴重なお宝」を次々発見...700年前…
  • 5
    トイレ練習中の2歳の娘が「被疑者」に...検察官の女…
  • 6
    インフレで4割が「貯蓄ゼロ」、ゴールドマン・サック…
  • 7
    【クイズ】イタリアではない?...世界で最も「ニンニ…
  • 8
    「それって、死体?...」新婚旅行中の男性のビデオに…
  • 9
    あなたは何型に当てはまる?「5つの睡眠タイプ」で記…
  • 10
    祖母の遺産は「2000体のアレ」だった...強迫的なコレ…
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレクトとは何か? 多い地域はどこか?
  • 3
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最悪」の下落リスク
  • 4
    赤ちゃんの「耳」に不思議な特徴...写真をSNS投稿す…
  • 5
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 6
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 7
    祖母の遺産は「2000体のアレ」だった...強迫的なコレ…
  • 8
    ロシア「影の船団」が動く──拿捕されたタンカーが示…
  • 9
    更年期を快適に──筋トレで得られる心と体の4大効果
  • 10
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 4
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 9
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 10
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中