モスクワなどでフライト運航一時停止、ウクライナの無人機攻撃で
[10日 ロイター] - ロシア当局者は10日、ウクライナによる夜間のドローン(無人機)攻撃により、首都モスクワや第2の都市サンクトペテルブルクの空港でフライトの運航が一時停止されたと明らかにした。被害は報告されていない。
ロシア国防省はメッセージアプリのテレグラムで、同国の防空部隊がウクライナの無人機計102機を撃墜したと発表した。同省は撃墜した数のみを公表しており、ウクライナが発射した数は明らかにしていない。
同省によると、半数近くがウクライナと国境を接するブリャンスク州上空で破壊された。モスクワ上空では3機、サンクトペテルブルクが州都のレニングラード州上空では2機が撃墜された。
ロシア連邦航空局は安全確保のため、モスクワの4つの主要空港全てとサンクトペテルブルクのプルコボ空港のほか、9都市の空港でフライトの運航を一時停止したとテレグラムで発表した。
モスクワと他の一部都市では10日朝までに運航が再開されたが、サンクトペテルブルクでは0430GMT(日本時間午後1時半)時点でまだ制限が続いている。
攻撃についてテレグラムに投稿した州知事らは攻撃による被害を報告していない。