トランプ次期政権の運輸長官候補、ボーイング信頼回復目指すと表明

1月14日、トランプ次期政権の運輸長官候補である元下院議員のショーン・ダフィー氏(写真)は米議会上院の委員会で、米航空機大手ボーイングの信頼回復に取り組むことを目指すと述べた。米議会で12月撮影(2025年 ロイター/Elizabeth Frantz)
David Shepardson
[ワシントン 14日 ロイター] - トランプ次期政権の運輸長官候補である元下院議員のショーン・ダフィー氏は14日、米議会上院の委員会で、米航空機大手ボーイングの信頼回復に取り組むことを目指すと述べた。
ロイターが確認した証言資料によるとダフィー氏は「空の安全を確保するため議会や連邦航空局と協力する」とも述べた。
2024年1月に米アラスカ航空のボーイング製「737MAX─9」型機で離陸直後、機体左側のドアプラグが外れた問題が発生して以降、連邦航空当局は同社に対する厳しい監視を続けている。
ダフィー氏は、航空管制官の不足や連邦航空局(FAA)施設の老朽化、相次ぐニアミス事件など多くの問題に直面することになる。
同氏は「航空業界では安全が最優先事項であることに変わりはない。米国はより多くの航空管制官を必要としている」と指摘した。
重要なインフラプロジェクトの遅延につながるようなお役所仕事を減らすとし、2005年以来の高水準となっている交通事故の死者を減らすため取り組むと述べた。