[14日 ロイター] - イラン高官は、米国との戦闘終結に向けた覚書の最終草案について、ロイターに説明した。最終草案はイランの核問題、ホルムズ海峡の封鎖解除、米国の対イラン制裁免除などについて記述。最終的な合意は双方の同意後60日間で協議されることになっているという。
覚書草案には以下の内容が含まれている。
<ホルムズ海峡>
・イランは全ての商船に対してホルムズ海峡を直ちに開放する。米国は覚書締結後、直ちにイラン港湾に対する海上封鎖の解除を開始し30日以内に完了する。
<金融>
・米国は最終合意に達するまでイランに新たな制裁を科さないことに同意。
・最終合意後、合意された日程に従ってイランに対する米国および国連の全ての制裁を解除。
・米国は一定期間、イラン産原油に関する制裁を免除し、イラン政府が原油を販売して収入を得ることを認める。
・米国は、直接の現金送金や周辺国間の協力、金融の信用枠提供などを通じ、イラン資産250億ドルの凍結解除に同意。
・米政府は地域の同盟国と連携し、イランの復興・開発計画を策定。計画は60日以内にイラン政府と協議し、合意される。
<核開発>
・イランは核兵器を製造も取得もしないことに同意。
・最終合意までの間、イランはウラン濃縮活動のさらなる実施や核施設の拡張を控え、核開発計画の現状を維持。
・米国は将来の包括的な合意の下で、イランが高濃縮ウラン備蓄を国内で希釈することを認めることに同意。
*イランの核計画、ウラン濃縮活動、高濃縮ウラン備蓄の取り扱いのメカニズムは、覚書締結から60日以内に協議され、最終合意に盛り込まれる。