ニュース速報
ワールド

イスラエルが人質救出作戦実行なら人質に危害も、ハマスが警告

2024年12月05日(木)15時55分

 パレスチナのイスラム組織ハマスは、イスラエルがガザのヌセイラトキャンプで6月に行ったような人質救出作戦を実行するとの情報を得ており、そうした行動に出た場合は捕虜を「無力化する」と、危害を加える可能性を示唆した。写真は11月、イスラエル・テルアビブで撮影(2024年 ロイター/Ronen Zvulun)

[ドバイ 4日 ロイター] - パレスチナのイスラム組織ハマスは、イスラエルがガザのヌセイラトキャンプで6月に行ったような人質救出作戦を実行するとの情報を得ており、そうした行動に出た場合は捕虜を「無力化する」と、危害を加える可能性を示唆した。ロイターが4日に内部文書を確認した。

ハマスは11月22日付の文書で構成員らに対し、指示に従うことでどのような反動があるか考えないよう指示し、人質の運命についてはイスラエルに責任があるとした。

ハマス幹部によると、この文書はハマスの軍事部門「カッサム旅団」の情報部門から各グループに回覧されたものだが、イスラエルによる作戦がいつ行われるのかについては言及していない。

イスラエルメディアは4日、カッツ国防相がハマスへの圧力が高まっており、今回は「人質に関する取引を前進させることができる」と述べたと報じた。

イスラエル軍は6月9日にヌセイラト救出作戦を実施し、2023年10月からハマスに拘束されていた人質4人を解放した。パレスチナ当局によると、この襲撃で200人以上が死亡した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米2025財政年度第1四半期の財政赤字、過去最高の

ワールド

英競争当局、米グーグルの検索サービス調査へ

ワールド

マスク・ベゾス・ザッカーバーグ3氏、トランプ氏大統

ワールド

米国務長官、トランプ次期政権に引き継ぐガザ戦後計画
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン」がSNSで大反響...ヘンリー王子の「大惨敗ぶり」が際立つ結果に
  • 4
    「日本は中国より悪」──米クリフス、同業とUSスチ…
  • 5
    日鉄はUSスチール買収禁止に対して正々堂々、訴訟で…
  • 6
    ロシア軍高官の車を、ウクライナ自爆ドローンが急襲.…
  • 7
    トランスジェンダーを抹消か...トランプ政権、気候変…
  • 8
    大麻は脳にどのような影響を及ぼすのか...? 高濃度の…
  • 9
    テイラー・スウィフトの「ダンス動画」が話題...「こ…
  • 10
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分からなくなったペットの姿にネット爆笑【2024年の衝撃記事 5選】
  • 4
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 5
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 6
    ロシア兵を「射殺」...相次ぐ北朝鮮兵の誤射 退却も…
  • 7
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「…
  • 8
    装甲車がロシア兵を轢く決定的瞬間...戦場での衝撃映…
  • 9
    トランプさん、グリーンランドは地図ほど大きくない…
  • 10
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中