ニュース速報
ワールド

独フランクフルト空港、環境活動家の妨害で一時運航停止 その後再開

2024年07月25日(木)16時31分

 7月25日、ドイツで最も利用者の多いフランクフルト空港は、同日朝に複数の環境活動家による妨害で滑走路を封鎖し航空機の運航を一時停止したが、その後再開した。写真は運航停止を知らせる掲示板。25日、同空港で撮影(2024年 ロイター/Timm Reichert)

[ベルリン 25日 ロイター] - ドイツで最も利用者の多いフランクフルト空港は、25日朝に複数の環境活動家による妨害で滑走路を封鎖し航空機の運航を一時停止したが、その後再開した。

運航は再開されたが、空港側はウェブサイトで利用者に空港に向かう前にフライト状況を確認するよう呼び掛けている。

空港の広報担当者によると、25日に予定されていた1400便のうち140便がキャンセルされた。

環境活動団体「ラストジェネレーション」は声明で、メンバー6人がフェンスを破って侵入し、滑走路の複数カ所で「Oil Kills(石油は殺す)」と書かれたポスターを掲げたことを明らかにした。同団体が公開した画像には、オレンジ色の安全ベストを着たメンバーが滑走路に手をついている姿が写っていた。

ラストジェネレーションは、24日に始まった活動の一環として同様の妨害活動が計画されている欧州と北米の国を名指ししている。

ノルウェーでは12人ほどの活動家がオスロ空港のチェックイン・エリアを封鎖したが、運航に影響は出ていない。

24日にはドイツのケルン・ボン空港が気候変動活動家団体による妨害で数時間にわたり全航空便の運航が停止された。同様の活動は欧州の複数の空港であったものの、当局が未然に対応している。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

プーチン氏、ウ和平交渉で立場見直し示唆 トランプ氏

ワールド

ロ、ウ軍のプーチン氏公邸攻撃試みを非難 ゼレンスキ

ワールド

中国のデジタル人民元、26年から利子付きに 国営放

ビジネス

米中古住宅仮契約指数、11月は3.3%上昇 約3年
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と考える人が知らない事実
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 5
    【銘柄】子会社が起訴された東京エレクトロン...それ…
  • 6
    「サイエンス少年ではなかった」 テニス漬けの学生…
  • 7
    「すでに気に入っている」...ジョージアの大臣が来日…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 10
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 6
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 9
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 10
    素粒子では「宇宙の根源」に迫れない...理論物理学者…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 5
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中