ニュース速報
ワールド

プーチン氏、19日からベトナム訪問 武器や決済など協議=関係筋

2024年06月17日(月)17時45分

 6月17日、ロシアのプーチン大統領が19─20日にベトナムを訪問すると複数の政府関係者が明らかにした。トー・ラム国家主席ら首脳と会談する見込み。モスクワで14日撮影(2024年 ロイター/Maxim Shemetov)

Francesco Guarascio Khanh Vu

[ハノイ 17日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領が19─20日にベトナムを訪問すると複数の政府関係者が明らかにした。トー・ラム国家主席ら首脳と会談する見込み。

今回の訪問が対米関係に与える影響について、ハノイの米大使館報道官はロイターに「どの国もプーチンが侵略戦争を推進するための場を提供したり、残虐行為を常態化することを許してはならない」と述べた。

プーチン氏が国境を越えて自由に移動できるようになれば、ウクライナ侵攻という露骨な国際法違反が常態化することになりかねないと指摘した。

国際刑事裁判所(ICC)は2023年3月、ウクライナでの戦争犯罪容疑でプーチン氏に逮捕状を出した。ベトナムはICCに加盟していない。

ベトナムには過去数カ月間にバイデン米大統領と中国の習近平国家主席も訪問している。シンガポールのシンクタンク、ISEASユソフ・イシャク研究所のシニアフェロー、イアン・ストーリー氏はプーチン氏の訪問について、ベトナムが特定の大国を優遇しないバランスの取れた外交政策を追求していることを示すものだと述べた。

<エネルギー、武器、技術>

プーチン氏のベトナム訪問は17年以来5回目となる。同氏は貿易、投資、技術、教育などの分野での合意について発表する見込みだが、変更される可能性もあると2人の当局者がロイターに明らかにした。

しかし、より微妙な問題に焦点が当てられる公算が大きいとも述べた。当局者の1人は武器やエネルギー、決済などが議題に含まれるとの見通しを示した。

豪国防大学のベトナム安全保障の専門家カール・セイヤー氏は、「主な問題は武器売却を含む経済・商業関係の強化に関するものだ」と述べた。

プーチン氏とベトナムの指導者は銀行システムを通じた両国の通貨による決済を実現し、商品・サービスの決済を可能にすることで合意する可能性が高いと予想した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

豪財務省、中東危機で物価上昇と経済打撃拡大を予測

ワールド

ウクライナ、パイプライン復旧支援受け入れ 原油供給

ビジネス

AI投資加速でハイパースケーラー債発行拡大へ、アマ

ワールド

タイ憲法裁、総選挙投票用紙の合法性に異議唱える申し
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 2
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 3
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在の価値でどれくらい? 誰が何のために埋めた?
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったの…
  • 6
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    ガソリン価格はどこまで上がるのか? 専門家が語る…
  • 9
    モジタバの最高指導者就任は国民への「最大の侮辱」.…
  • 10
    「危険な距離まで...」豪ヘリに中国海軍ヘリが異常接…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 3
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 6
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 9
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在…
  • 10
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中