ニュース速報
ワールド

スイス中銀、国内銀の最低準備金引き上げ 利払い負担軽減

2024年04月22日(月)19時12分

 4月22日、スイス国立銀行(中央銀行)は、国内銀行が預け入れを義務付けられている最低準備金を引き上げることを明らかにした。写真は3月、チューリヒで撮影(2024年 ロイター/Denis Balibouse)

[チューリヒ 22日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)は22日、国内銀行が預け入れを義務付けられている最低準備金を引き上げることを明らかにした。

また、最低準備率を2.5%から4%に引き上げる。7月1日付で国立銀行条例を改正する。

最低準備金には利子が付かないため、中銀の利払い負担が減る見通し。

関係筋によると、中銀は年間6億スイスフラン(6億5905万ドル)前後を節約できる見通し。

同国の銀行最大手UBSの株価は午前の取引で1.5%以上下落。

チューリヒ州立銀行のアナリストは、大きな変更であり、銀行は利息を稼げない準備金が増えることになると指摘。銀行の業績にどの程度の影響があるかは詳細な分析が必要だと述べた。

中銀は声明で「これらの調整により、金融政策が引き続き効果的かつ効率的に実施されることになる」と説明した。

条例改正により、解約可能な顧客預金から発生する負債は今後、最低準備金の算出に全額含まれることになる。こうした負債は20%しか算出に含めないとしていたこれまでの規定を廃止する。

今回の変更は現在の金融政策スタンスに影響しないとしている。

スイス政府は今月、UBSなどシステム上重要とみなされる国内大手4銀行に対する監督を強化するための具体的な提案を盛り込んだ報告書を公表した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米、ベネズエラ安定化・復興へ3段階計画 国務長官が

ワールド

EU、グリーンランド支持 国際法違反容認せず=コス

ワールド

トランプ氏、グリーンランド購入巡り活発な協議 NA

ワールド

ゼレンスキー氏、トランプ氏との会談を希望 「安全の
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじ…
  • 5
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 6
    マドゥロ拘束作戦で暗躍した偵察機「RQ-170」...米空…
  • 7
    日本も他人事じゃない? デジタル先進国デンマークが…
  • 8
    公開されたエプスタイン疑惑の写真に「元大統領」が…
  • 9
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び…
  • 10
    衛星画像で見る「消し炭」の軍事施設...ベネズエラで…
  • 1
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 5
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 9
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 10
    感じのいい人が「寒いですね」にチョイ足ししている…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中