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米上院、政府閉鎖回避へ取り組み本格化 超党派で

9月5日、米上院民主党の指導部は、2024会計年度(10月開始)本予算の交渉が期限までにまとまらずに政府機関の一部が閉鎖する事態を回避するため、バイデン政権が要請したつなぎ予算について超党派の取り組みを本格化させた。写真は米連邦議会議事堂。ワシントンで8月撮影(2023年 ロイター/Kevin Wurm)
Richard Cowan
[ワシントン 5日 ロイター] - 米上院民主党の指導部は5日、2024会計年度(10月開始)本予算の交渉が期限までにまとまらずに政府機関の一部が閉鎖する事態を回避するため、バイデン政権が要請したつなぎ予算について超党派の取り組みを本格化させた。
夏季休会明けのこの日すぐに取り組むことで予算交渉で下院共和党に対して優位な立場を得たい考え。上院は民主党、下院は共和党がそれぞれ多数派を占めている。
上院歳出委員会はまた、24会計年度について、大半の政府資金を手当てする12件の歳出法案を民主、共和両党の賛成で承認した。下院歳出委員会は両党の足並みがそろっていない。
上院は、バイデン大統領と共和党のマッカーシー下院議長が合意した裁量的経費の目標額1兆5900億ドルに沿って予算審議を進めている。一方、下院の保守強硬派は目標水準からの削減を訴えている。
ホワイトハウスは先週、議会に対し、年度が変わる10月1日に政府機関の一部が閉鎖する事態を回避するため、継続予算決議(つなぎ予算)を可決するよう求めていた。
下院は来週休会が明ける。