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極右「プラウド・ボーイズ」元指導者に禁錮22年、米議会襲撃で
9月5日、 米連邦地裁は、2021年の連邦議会議事堂襲撃事件を巡り、極右団体「プラウド・ボーイズ」の元リーダー、エンリケ・タリオ被告(写真中央)に禁錮22年の刑を言い渡した。ワシントンで2020年11月撮影(2023年 ロイター/Hannah McKay)
Kanishka Singh
[ワシントン 5日 ロイター] - 米連邦地裁は5日、2021年の連邦議会議事堂襲撃事件を巡り、極右団体「プラウド・ボーイズ」の元リーダー、エンリケ・タリオ被告(39)に禁錮22年の刑を言い渡した。同事件で下された刑としては最長となる。
タリオ被告は、襲撃を計画したとして扇動共謀罪で有罪判決を受けていた。被告の弁護士は控訴する考えを表明。被告は事件当日にワシントンにいなかったため、襲撃に直接の影響を与えていないと主張した。
だが、判事はタリオ被告が襲撃計画の究極のリーダーだったと結論づけた。
検察は、被告がボルティモアから襲撃の指揮を助けたとして、禁錮33年を求刑していた。
タリオ被告は5日、自分の行動を反省していると法廷で述べた。
21年1月6日のトランプ前大統領支持者による議事堂襲撃に関連した容疑で逮捕されたのは1100人以上。そのうち少なくとも630人が有罪を認め、少なくとも110人が有罪判決を受けた。